庭師の夢 Niwashi No Yume
2015年より始動したフランス人デュオRhizottome (アコーディオン : Armelle Dousset, ソプラノサックス : Matthieu Metzger) と箏奏者の今西紅雪、ヴィジュアルアーティストの仙石彬人によるプロジェクト。
Rhizottomeが箏の記譜法や古典曲、奏法等について学び、古典箏曲や互いのオリジナル曲を箏、アコーディオン、ソプラノサックスの編成に編曲したりヨーロッパ古典舞曲を取り入れたオリジナル曲を箏譜に変換する試みを行う。
また百人一首に詠まれる日本の四季をモチーフにした楽曲を今西と共作、仙石は現地の植物用い、TIME PAINTINGと呼ばれる独自の手法でサウンドと呼応するなど、共同制作を重ね、日仏の伝統音楽とオリジナルな世界観を融合させた新しいサウンドを生み出すことを目的とするヴィジュアルコンサートを行う。
2016年Rhizottomeがアンスティチュ・フランセ東京、ヴィラ九条山、及び京都芸術センターの協力を受け再来日、東京と京都にて共同制作とコンサートを行う。この成果を元に、2017年1月にフランスの二つの国立劇場を含む4都市での公演を行い好評を博した(国際交流基金助成プログラムに選出)。
『庭師の夢』とは日本とヨーロッパの音楽や文化の根を刈り取り、新しい花を咲かせ、独自の美を生み出す意志を表します。